グロムのクラッチカバーを開けたら“マヨネーズ” 乳化の原因と対策


1. クラッチが滑る → 分解したら乳化まみれ

昨年より高回転でシフトアップした時にクラッチが滑ることが何度かあり、平和産業さんでクラッチ交換。これまではエンデュランスのクラッチを入れていたが今回はマツさんから純正クラッチを安く譲ってもらったのでそちらに交換。

クラッチカバーを外したらかなりの乳化。長年乳化していたのか乳化したオイルが硬く地層化していました…クランク側からも出てきていたので完全に除去するには腰下割らないとダメっすね…T-REVの中もひどい状況でした。

2. そもそも「乳化」って何が起きている?

小排気量シングルのグロムはブローバイガス量が多いうえ、冬季の短距離走行が重なると水分がオイルに混ざりやすく、“マヨネーズ状”の乳化が発生しがちです。オイルキャッチタンクに水が溜まる構造的な弱点も指摘されています。

乳化したオイルは潤滑性能が激減し、クラッチディスクやベアリングにダメージを与えるため、早期発見・対処が必須です。

    3. 乳化を防ぐ 3 つの実践的対策

    対策やり方効果
    ① オイルキャッチタンクの水抜き最低でも月1でドレンホースを開放。透明ホース化すると溜まり具合が一目瞭然。 水分蓄積を軽減し、乳化を未然に防止
    ② T-REV/ワンウェイバルブの定期清掃分解可能なモデルは年1回 O/H。分解不可の物は交換を推奨。内圧コントロールを正常化し、ブローバイ排出効率アップ
    ③ 冬は長めに暖気+なるべく30 km以上の走行短距離メインなら週一で「油温をしっかり上げる」ツーリングを。結露を蒸発させてオイルに水分を残さない

    5. まとめ

    今回の動画は「自分のバイクは大丈夫だろう」と思っていた私にとっても衝撃でした。
    特に冬〜春先は要注意。クラッチ滑り・シフトフィーリング悪化・白濁オイルのどれか一つでも心当たりがあれば、早めにカバーを開けてチェックしましょう。

    あなたのグロムが末永く快調に走り続けられるよう、ぜひ本記事の対策を参考にしてみてください!

    クラッチ交換に必要な消耗品、SST

    ・ガスケットオイルフィルターカバー 15439-K26-901

    参考リンク

    • グロムの超簡単な乳化対策(みんカラ整備手帳)

    https://minkara.carview.co.jp/userid/2236539/car/1737129/5153563/note.aspx

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    アシレコ
    10年ぶりに買ったバイク(グロム)に大ハマりしてグロム沼に沈みつつあるアラフォーです。 Youtubeで四国を中心にモトブログを公開しています。 このブログでは動画の補足やカスタムパーツの紹介をしたいと思っています。