コーグーさんより面白いバイクをお借りしました。
「Kayo MR125」
すいません…聞いたことも見たこともありません…
kayo MR150ってどんなバイク?
Kayoはミニバイクのレーサーを製造、販売している中国のバイクメーカーです。
HRGさんのブログでは下記の様に紹介されています。
そのKayo MR150を125ccにボアダウンして公道仕様にしたのが今回の車両になります。
👇試乗の動画はこちらから👇
気になるスペックなどはこちら!
空冷単気筒 149cc キャブレター24Φ(PE24)
圧縮比 9.2:1 (10.0:1と表記してるサイトもあり)
最大出力 11.1ps/(7000rpm)
最大トルク 12N/m(5500rpm)
始動 キック (セルモーター付)
シフト 1-N-2-3-4-5 (1 up, 4 down)(逆シフト)
ホイールベース 1074mm
シート高 668mm
最低地上高 123mm
乾燥重量 85kg
ホイール F 3.00-12 R 3.50-12
タイヤ F 100/90-12 R 120/80-12
キャスター角 23°36′
ガソリンタンク容量 10リットル
中華製ということで尻込みされる方もおられるかと思いますが、エンジン自体はCBF125と同じラインで作られており、上記のHRGさんが耐久レースで使用してもエンジントラブルはなかったとのことです。
千葉県にてMR150の代理店をされている「紅林健一氏」も自分の動画にコメント頂いたのですが、SUGO本コースの6時間耐久に出られてクラス5位で完走できたとのことでした。

またレーサーですが、最初からセルモーターが搭載されており、バッテリー載せればセル仕様にもなるとのこと!
これは公道走る上で大きなメリットになります。ちなみに今回お借りした車両は配線繋いでなかったのでキック仕様でした。
中華製とは思えないクオリティ
中華製ということで造りの粗さを心配しましたが、かなり各パーツの作りは丁寧です。
特にトップブリッジとステップはアルミの削り出しで社外パーツかな?と思うほどのクオリティ。
ただカウルはまさに中華製ということで割れやサイズが合ってなかったりするとのこと…
まぁNSF用に変えればいいですしね…


サイズはNSFと全く同じ!

サイズはNSFとまったく同じで、172センチの自分が乗ると足が窮屈な印象でしたが、すぐに慣れましたね。こうして自分がまたがっている写真を見ると、そのコンパクトさが良くわかります。
またHONDAのミニバイクレーサーであるNSF110とサイズがミリ単位で同じで、NSFのカウルがそのまま取り付けができるとのことです。
NSF
全長 (mm) :1556 全幅 (mm):595 全高 (mm):911
MR150
全長 (mm) :1556 全幅 (mm):595 全高 (mm):911
他にもステップやフロントフォーク、リアサスなどがNSFやNSRの物が使用できるとのことで、かなり流用できるパーツも多いそうです。
ポジションはどこまでもレーサー!

まさにレーサーというポジションで首を全力で上に向けてないと前が見えません。腰より先に首をやってしまいそう。自分はセパハンうまく乗りこなせない代表みたいな人間なのでうまく扱えませんでした…
またこのバイクのコーナリング性能を引き出すには公道は広すぎますね。ほとんどバンクしないでも曲がっていくw
そのコーナーリング性能を発揮させるにはサーキットなどに持ち込むしかないですね。
ノーマルグロムよりはあるパワー感!
この車両は125ccにボアダウンしてあるので150に比べると落ちてはいますが、それでもノーマルグロムよりは速いと思います。
ただかなりギアがショートなので公道ではロングにふらないとすぐに吹けきってしまって乗りにくいです。
ただ体重の重い自分(85キロ)でも十分な加速感を味わえました。
総括

MR125面白いバイクでした。ここ数年試乗したバイクで1番気に入ったかもしれません。今回の125ccへのボアダウンは英断だと思います。維持費が安くなるのはもちろんのこと、このバイクを公道でも走らせることができるのは大きなメリットだと思います。
もちろん公道では最大の特徴とも言えるコーナーリング性能を発揮することは難しいですが、それでも楽しい!ちょっと真剣に欲しい一台でした。
コーグーさんでは今後2輪公園などでMR150の試乗会も開催する予定とのことなので、Twitterのフォローお願いします!
KAYOは日本では馴染みが無いですが、元々モトクロッサーなどを多く手掛けているメーカーで、海外のオフロードトラックでは良く走っているらしいです。
そのKAYOで95年 AMA125チャンピオンのロドニー・フィー氏が監修の元、完成したマシンがMR150です!
すでに海外では5000台以上の販売があり、ワンメイクレースが開催されていたり、ライディングスクールやサーキットのレンタル車両などで良く使われています。
ライディングの基本を学べる、ハンドリングの良いマシンを、より多くの人に楽しんでもらうために低コストで、というコンセプトで完成したMR150です。
https://ameblo.jp/hrg13/entry-12562453544.html