素人がハイエースをDIYで全塗装する

買ってから20年近くなる我が家のハイエース。走行距離も20万キロを超えていますが、エンジンより先にボディにダメージが出てきました。


この様になかなかの状態です。板金して全塗装と考えたのですが、見積もりしてもらったら70万とのこと。それは金銭的にきついので自分たちで塗装してみることに。
タカラ塗装という会社が車用の刷毛塗装する塗料を出しており、刷毛塗装ならクリアを吹かなくてもいいですし、金銭的にも安く抑えられます。
準備物
・塗料
塗料は「タカラ塗料」のレインブーツネイビー(水性)を4kg購入。
https://brush-carpaint.com/?pid=93409630
・電動スプレーガン
ローラーで塗るのが一般的ですが、スプレーガンだと綺麗に塗れると期待して買ってみました。
・バケット型万能用ローラーバケセット
・塗装用ローラー
これが1番塗りやすかった。おすすめ
・塗装用刷毛
刷毛は正直塗りにくかったし、綺麗に塗れなかった。細かい所だけにした方がいい。
・耐水ペーパー #600番
電動サンダー用のを買いました。
・マスキングテープ
マスキングはかなり重要でかなり仕上がりに影響します。なのでマスキングエリアが広いところは幅広タイプ。狭いところは幅狭タイプがマスキングしやすかったです。
・脱脂用シンナー
トータルコスト
- ・塗料 水性 4キロ = 9,900円
- ・スプレーガン = 8,618円
- ・その他備品(ローラー、バケツ、マスキングテープなど) = 約5,000円
トータル出費:約23,000円
下準備
洗車、サビ落とし
まず車体を洗車して塗装面の汚れを落とし、錆びている部分などの補修をします。うちは大穴が空いていたのでその処理は板金屋さんにしてもらいました。他のサビまで落としてくれていた。
マスキング

塗装しない部分をマスキングテープで塞ぎます。この作業の質で仕上がりに差が出るのできっちりやりましょう。
窓はフチをマスキングテープで囲ってから新聞で塞ぎましたが、下記の様な養生テープで塞ぐ方が確実です。
ヘッドライト、ブレーキランプ、ミラーなど外せるパーツは外した方がいいです。ブレーキランプは外せましたが、ミラー、ライトは固着して外せず…
サンダーで足つけ

塗装面に耐水ペーパー #600番で塗料が定着しやすい様に荒らしていきます。うちは電動サンダーがあったので楽でしたが、手作業ではこのロングボディは無理でしたね…
純正塗装の上から塗装することを想定している塗料みたいで、全て落とさなくていいみたいです。ただワックスなどは確実に落としましょう。
脱脂
足つけが済んだらシンナーで脱脂します。この時に足つけで出たカスも確実に取り除きます。ここで水洗いしてもいいかも。乾くの待つのが面倒でやりませんでした。
ウエスはクズがでないタイプでやりましょう。
塗料の準備
自分は塗りやすさを考慮して水性を4キロ買いました。水性は水で薄めます。スプレーガンも使用するので15%ほど薄めました。水を入れたらよくかき混ぜます。


塗装

自分はここで失敗しました。スプレーガンの扱いが難しく、他で練習してから使えば良かったと大後悔。左右に振って折り返す所がどうしても塗料が濃くてムラになってしまいました。もっと離れて大きく左右に振った方がいいみたい。

その点、短毛のローラーは割と綺麗に塗れました。ただ塗料の付け過ぎで「ゆず肌」みたいになってしまいました…かすれる位薄く塗り、何回も重ね塗りするのが綺麗に塗るポイントの様です。
刷毛はやはり跡が残るので個人的には使わなくて良かったかなと思いました。
【公式サイト】 DIYでカーペイントしてみよう!刷毛とローラーで車の塗り方
https://brush-carpaint.com/?mode=f1
マスキングテープ剥がし
半乾きの状態で剥がします。乾燥してしまうと塗料が剥がれてしまうことがあるみたいです。水性はかなり早く乾くので夏場は注意が必要です。
完成

外したパーツを戻して完成!
反省点&ポイント
・ミラー、ライトなども外した方が良かった。
マスキングが楽だし綺麗に塗れる
・スプレーガンがうまく使えかった。
今回1番の失敗。ローラーで平面は塗って、細かな所はスプレーと使い分ければ良かった。
・下地処理と塗装を一日でやってが、2日に分けた方が良かった。
塗り出す時にはかなり疲れてきて、重ね塗りが2回しかできなかった。
感想
正直塗装は失敗だったが、個人的には満足しています。コストもトータルで2万円ほどでできたので、プロにやってもらうより遥かにコストダウンできました。(仕上がりの綺麗さを犠牲にして)
ただ車を全塗装してしまうと事故車扱いになるとのことなので、将来的に売りに出す予定がある人は注意が必要です。
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